白毫(びゃくごう)寺新薬師寺から歩いて20分くらい山の方へ登って行ったところに白毫(びゃくごう)寺がありました。白毫寺は天智天皇の第七皇子である志貴皇子の山荘の跡に建てられたと伝えられているようであるが、異説もあるらしいです。 門にたどり着きました。 壁が少しはがれていますが、それがまた良い味になっているようです。 門をくぐり、反対側に振り向くと凄いです。 奈良の町が一望できます。 素晴らしい景色です。 白毫寺は伝によれば、慶雲2年(705)法道仙人により開基されたのだそうです。 本尊は天竺から伝えられた言う薬師瑠璃光如来(秘仏)です。 その薬師瑠璃光如来の眉間の白毫から神々しく瑞光を放っていたので、「白毫寺」と名付けられたのだそうです。 「宝蔵」に入ると、正面に見えるのが本尊の「阿弥陀如来坐像」であす。 他には、「地蔵菩薩立像」、「文殊菩薩坐像」、「閻魔王坐像」などがあります。「文殊菩薩座像」は平安時代の作とされ、もと多宝塔の本尊で、白毫寺では最も古い仏像といわれているそうです。 白毫寺は花の寺と言われているくらい、季節ごとのお花の素晴らしいお寺らしいのです。 本当は、五色椿が有名なのだそうですが、残念ながらちょっと早すぎたみたいです。 五色椿は普通の椿よりも遅く桜の季節が一番綺麗なのだそうです。 「本堂」の正面南側やや東よりの場所に、周囲を縄で囲われたかなり大きな椿の木「五色椿」の木がありましたが、残念ながらこの季節はまだ花をつけてはいませんでした。 この椿の木は寛永年間(1624~44年)に興福寺の塔頭である喜多院から移植したものらしいのです。 木は根元から約0.8mのところで幹が二つに分かれており、樹高は約5mあるとされています。 この「五色椿」は天然記念物に指定されているそうです。 残念ながら、天然記念物の「五色椿」は見られませんでしたが、その近くの椿は少しだけ、花を付けていました。 これも、五色椿だと思います。 普通の椿も咲いていました。 その横には、多宝塔跡がありました。 今は跡形もなくちょっと残念ですね。 ここは、萩の季節、桜の季節、もみじの季節はもっと綺麗なのかもしれません。 季節を変えてまた来てみたいなと思いました。 このあと、新薬師寺の方まで戻り春日大社の横の春日若宮神社へと向かいました。 |